金融庁(FSA)の基本情報
金融庁(Financial Services Agency, FSA)は、日本の金融市場における監督・規制を担う政府機関であり、銀行、証券、保険業界の健全性と透明性を確保する役割を果たしています。本部は東京都千代田区霞が関に位置し、2000年7月1日に金融監督庁と金融システム計画局が統合されて設立されました。金融庁は内閣府の管轄下にあり、金融市場の安定化と投資家保護を主な目的としています。
設立背景と歴史沿革
金融庁の前身である金融監督庁は、1998年に日本の金融危機対応の一環として設立されました。その後、2000年の「金融庁設置法」に基づき、現在の金融庁が発足しました。2013年以降は、金融商品取引法や銀行法などの改正により、市場監視機能が強化され、国際的な金融規制の調和にも積極的に関与しています。
法律権限と規制根拠
金融庁の主な法的根拠は以下の通りです:
- 金融商品取引法(FIEA)
- 銀行法
- 保険業法
- 金融機関等の検査に関する指針
これらの法律に基づき、金融庁は金融機関の免許付与、監督検査、違反行為への是正措置などを実施しています。
主な職務と監督範囲
金融庁の主な業務は以下の通りです:
- 金融機関の免許・監督
- 市場不正行為の取締り
- 金融商品取引業者の規制
- 投資家保護施策の推進
- 国際金融規制への対応
特にFX業界においては、レバレッジ規制や顧客資産の分別管理など、厳格な監督を行っています。
連絡先と所在地
金融庁の所在地は以下の通りです:
〒100-8967 東京都千代田区霞が関3-2-1
電話番号: 03-3506-6000
最寄り駅: 東京メトロ霞が関駅(丸ノ内線・千代田線)または国会議事堂前駅(丸ノ内線・千代田線)から徒歩7分
金融機関の規制状況確認方法
金融庁の監督下にある金融機関を確認するには、以下の手順を実行してください:
- 金融庁公式サイト(www.fsa.go.jp)にアクセス
- 「金融機関情報」セクションを選択
- 業種別(銀行、証券、保険など)に登録機関を検索
- 対象機関の免許番号や監督状況を確認
FX業者を利用する際は、必ず金融庁の登録情報と照合し、適切な監督下にあることを確認することが重要です。
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