Financial Services Authority (FSA)

セーシェル金融サービス当局（FSA）基本情報

セーシェル金融サービス当局(Financial Services Authority, FSA)は2004年設立の独立金融規制機関です。非銀行金融セクター全体の監督を担い、国際基準に沿った規制枠組みを構築。資本市場・保険・証券業界に加え、FXを含む国際金融サービス企業の認可・監督を実施しています。

設立背景と歴史的変遷

2003年「金融サービス管理局法」成立を受け、セーシェル国際金融センターの信頼性向上を目的に2004年1月正式発足。2008年金融危機後、AML/CFT規制を強化し2013年EU租税回避リストから脱却。2022年デジタル資産規制枠組みを導入するなど、時代に即した進化を継続しています。

法的権限と規制根拠

主要な法的基盤は以下の3法令で構成されます：

金融サービス管理局法（2003年）
証券法（2007年改訂）
国際企業サービス法（2022年最新版）

国際金融アクションネットワーク(FATF)の基準を遵守し、ESMAとの協力協定を締結。金融商品取引業者へのライセンス発行権限と違反企業に対する行政処分権を保有します。

主要業務範囲と監督対象

主な監督対象機関は次の通り：

FX/CFDブローカー（レバレッジ上限1:100）
国際ビジネスカンパニー（IBC）
保険仲立業者
デジタル資産取引プラットフォーム
証券投資ファンド

具体的な監督業務には：資本適正性チェック、顧客資産分離管理監査、リスク管理体制評価、年次財務報告審査などを含みます。

公式連絡先情報

所在地：FSA House, 32A Botanical Gardens Street, Victoria, Mahé, Seychelles
電話番号：+248 4 382000
緊急通報窓口：[email protected]
事業者向け問合せ：[email protected]
公式問合せフォーム：https://fsaseychelles.sc/contact（英語対応）