基本情報
証券取引委員会（Securities and Exchange Commission of Thailand：SEC）は、資本市場を監督するタイ王国の独立行政機関。1992年証券取引法B.E.2535に基づき設立。公式サイトでは英語とタイ語で情報提供を実施。主要拠点はバンコク都チャトゥチャック区に所在。
設立背景と歴史的沿革
1992年の設立以降、国内経済環境の変化と国際基準への適合を継続的に推進。2004年投資顧問法、2016年デジタル資産法など5つの主要法律で権限を拡充。2025年現在、ブロックチェーン技術を活用した持続可能な金融商品の規制枠組み構築を推進。
法的権限と監督根拠
主な監督根拠法令：
1. 証券取引法（1992年）
2. デリバティブ取引法（2003年）
3. 信託基金法（2007年）
4. デジタル資産法（2018年）
5. 持続可能金融枠組規則（2024年）
監督対象外：レバレッジ式外国為替取引（FX）
主要職責と監督範囲
1. 株式・債券等の新規公開審査
2. 証券会社・資産運用会社の免許交付
3. インサイダー取引・相場操縦の監視
4. デジタル資産取引プラットフォームの認可
5. ESG関連金融商品の開示基準策定
6. 仮想通貨P2P取引の運用規制
7. 企業開示文書の適正性審査
連絡先情報
本庁所在地：
333/3 Vibhavadi-Rangsit Road, Chomphon, Chatuchak, Bangkok 10900
電話：+66 2033 9999（国際）/ 1207（国内専用）
FAX：+66 2033 9660
電子メール：[email protected]
苦情受付窓口：[email protected]
監督対象確認手順
1. 公式サイト「Regulated Entities」データベースで名称検索
2. 金融機関ライセンス番号の有効性照会（6桁認証コード必須）
3. モバイルアプリ「SEC Check」でのQRコードスキャン検証
4. 書面による照会：企業登録情報＋英文宣誓供述書を提出
※非公開企業の場合、情報開示同意書の添付が必要
