FX規制

Italian Companies and Exchange Commission (CONSOB)

CONSOB(イタリア証券取引委員会)はFX業界を規制する金融監督機関。投資家保護と市場透明性の確保に注力し、金融取引の適正化を推進しています。

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イタリア国家証券委員会(CONSOB)の基本情報

イタリア国家証券委員会(Commissione Nazionale per le Società e la Borsa, CONSOB)は、イタリアの金融市場を監督する独立行政機関です。本部はローマに位置し、証券取引、金融仲介業者、上場企業の開示義務などを規制しています。1974年に設立され、EUの金融市場規制枠組み(MiFID IIなど)にも準拠した活動を行っています。

設立背景と歴史沿革

CONSOBは1974年、イタリア証券市場の透明性向上と投資家保護を目的に設立されました。2024年には設立50周年を迎え、記念ビデオやボッコーニ大学との共同イベントを開催するなど、その歴史的役割を再確認しています。2019年以降は「成長令(Decreto crescita)」や2024年「資本法(Legge capitali)」により、違法金融業者のウェブサイト遮断権限を強化するなど、時代に応じた進化を続けています。

法律職権と監督根拠

主な法的根拠は以下の通りです:

  • 1974年設立法(基本権限の確立)
  • EU金融商品市場指令(MiFID II)
  • 2019年「成長令」:違法金融仲介サイトの遮断権限
  • 2024年「資本法」:違法ブローカーの広告サイト遮断権限追加

2020年12月には日本金融庁と監督協力覚書を締結し、クロスボーダー規制協力を強化しています。

主な職責と監督範囲

CONSOBの主な活動内容は:

  • 金融仲介業者の認可と監督(FX業者を含む)
  • 上場企業の財務報告監査
  • インサイダー取引・市場操作の取り締まり
  • 投資家向け啓発活動(フィッシング詐欺注意喚起など)
  • 違法金融サイトの遮断(2025年3月時点で1,252サイトを遮断実績)

全面的な連絡先と住所

本部住所:
Via Giovanni Battista Martini, 3, 00198 Roma, Italy

電話番号:
+39 06 84771

公式ウェブサイト:
consob.it(「Watch for Scams!」コーナーで違法業者情報を公開)

規制対象機関の照会方法

CONSOB監理下の金融機関を確認する手順:

  1. 公式サイトで「Regulated Entities」セクションを選択
  2. 検索窓に企業名またはライセンス番号を入力
  3. 登録日・許可業務内容・現在の規制状況を確認
  4. 不審な場合は「Report a scam」から通報可能

※2025年3月の事例では「Apollo Trade FX」など未登録FX業者を遮断しており、投資前の照会が必須です。

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